2020年にiTi(iTQi)の肉・肉加工食品部門で優秀味覚賞を受賞した製品を一つご紹介します。

引用:株式会社フリーデンHP
「株式会社フリーデン」が販売する「やまと豚」 がiTiの3つ星を受賞しました。
2015年より6年連続3つ星を受賞しています。
2020年は、「やまと豚」の他にも、「やまと豚骨付きハム」が3つ星を受賞しています。
その他、お肉やベーコン等加工製品4つが、2つ星を受賞しています。
株式会社フリーデンは、日本で初めて
多頭養豚システムを確立させた企業養豚のパイオニアです。
1960年、曽我の家養豚株式会社を設立し、
施工から1年で1000頭規模に、
1965年には5000頭規模と成長しています。
ちなみに、1961年、国内の養豚農家戸数が102万9900戸で過去最高を記録し、
この年の豚飼養頭数は260万3590頭。
1戸当たりの飼養頭数はわずか2.5頭だそうです。
この時代に、1000頭から5000頭規模の養豚場は、
とてつもない偉業だったことでしょう。
創業人たちは、多頭繁殖事業の実現に向け、
養豚視察団を結成して渡米し、アメリカをモデルに、
1965年には清川種豚センターが設立。
日本で初めての多頭繁殖のチャレンジが始まりました。
アメリカで成功したシステムを、日本に適応させるために試行錯誤を繰り返し、
何とか多頭繁殖を軌道に乗せ、1969年に、日本で初めてデュロック種を輸入。
(1973年、アメリカで当時として世界最高値の3万ドル(当時のレートで1000万円以上)でデュロック種を競り落としました。)
WHDという三元交配による肉豚生産の試みを始め、日本の豚の肉質を大きく改善されたそうです。
そして、育種改良を繰り返し、2001年には、ブランド豚「日本の豚 やまと豚」を生み出しました。
ブランド肉の品質を維持するには、種付け、分娩、体調管理、衛生管理等、
消費者には見えない並々ならぬ日々の努力があってこそです。
豚は非常にデリケートな動物のため、
衛生状態が悪いとストレスにより病気にかかりやすく、
定期的な豚舎洗浄・ワクチン接種が必要になるそうです。
そして、交配によって肉質をコントロールし、やまと豚の品質を維持しています。
そうような日々の企業努力の元、「食品のミシュランガイド」と言われるiTi(iTQi)で、
株式会社フリーデンの「やまと豚」が、3つ星を6年連続受賞しました。
iTi(iTQi)とは、ベルギーのブリュッセルに本部を置く国際味覚審査機構によって開催され、
ソムリエやシェフが、食品や飲料水の味を審査し、受賞ランクを認定します。
ホームページには、受賞のこと次のように記載してあります。
「2017年、「やまと豚」は、総合評定90.5、うち味覚評定は95.0という高得点で三ツ星を獲得。
2015年から3年連続の受賞により、Crystal Taste Award (クリスタル味覚賞) が贈られました。
これは、国産豚肉で初の快挙です。」
養豚場のみなさま
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