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2020年優秀味覚賞受賞製品10

年はコロナの影響が世界各国に広がりiTi(iTQi)には、

どのような影響があったのか2019年の受賞製品と比較してみましょう。

 

今回は魚介類部門を比較してみます。

魚介類部門は、生鮮魚介類の他、オイル漬けや缶詰、冷凍食品や海苔、魚介ソース等の調味料が受賞しています。

 

2019年、日本の受賞製品は12製品ですが、

2020年の受賞数は、8製品で、4製品の減少になります。

 

海外も合わせ全体の受賞数で比較すると、2019年の受賞数は72製品、

2020年の受賞数は70製品で、2製品減少しています。

 

約3%の減少ですので、全体の受賞数の変化は少なかったようです。

受賞製品の内容に、変化があるのか調べてみました。

 

去年は、生鮮魚介類が31製品と全体の約43%でしたが、

今年は、26製品で全体の約37%と減少しています。

 

2019年の日本の受賞製品は、オイル漬け佃煮

海苔ウナギのかば焼きカキフライ明太子です。

2020年の日本の受賞製品は、佃煮海苔ウナギのかば焼き明太子です。

 

2019年、2020年と連続受賞している製品は、3製品でした。

ニコニコのり株式会社の2製品と、勝木食品工業株式会社の1製品です。

 

そして、今年はコロナの影響もありながらも、

5製品新規で受賞しています。

冷凍食品や冷蔵食品等、温度管理が必要な食品の海外輸送は

費用を抑えずらく、余裕がない時はiTi(iTQi)へのエントリーが難しいものです。

ですが、常温可能な製品であれば輸送費用は高いものではありません。

 

日本は島国で海産物が美味しいです。

そして、長期保存する加工技術も素晴らしいです。

 

個人的には、海産物の珍味が海外で、

どのような評価を受けるのか気になります。

 

噛めば噛むほど味わい深い珍味を、

海外の方々にも知ってもらいたいと思っています。

 

フグのひれ酒も海外では、

どのような反応を示すのか興味があります。

 

自社製品に対し、どのような反応があるのか興味のある方は、

iTi(iTQi)へのエントリーを検討してみてはいかがでしょうか?

 

審査員は、権威あるシェフ・ソムリエ協会のメンバーで、

200人以上の最高のシェフとソムリエで構成され、

20カ国以上の多国籍集団です。

 

プロの味の専門家集団が、

5つの国際官能分析基準 (AFNOR XP V09A)基づく体系的なアプローチに従い、

第一印象外観香り食感 (食品) または後味 (飲料品)

官能品質について評価します。

 

官能分析グラフによって、評価を知ることができ、

今後の製品開発に役立ちます。

 

自社製品が海外でどのような評価を受けるのか興味のある方は、

1度iTi(iTQi)のエントリーをお考え下さい。

知財を守る弁理士が、お手伝いをします。

 

私たちは協力できることがあります。

お気軽にお問い合わせください。

 

 

申請方法が分からない方は是非ご相談ください。

iTi申請代理サービスのHPはこちら

2020年優秀味覚賞受賞製品9

2020年にiTi(iTQi)の肉・肉加工食品部門で優秀味覚賞を受賞した製品を一つご紹介します。

 

ベーコン

引用:㈱エーデルワイスファームHP

 

株式会社エーデルワイスファーム」が販売する「薪・炭火仕上げベーコンがiTiの3つ星を受賞しました。

 

去年からの連続受賞になりますが、去年は2つ星の受賞でした。今年は3つ星の受賞と、受賞ランクを上げています。

 

「薪・炭火仕上げベーコン」ですが、元々は、家族で楽しむために色々手作りしていたものの一つです。

バターやチーズ、ハムやベーコン、ソーセージ、ローストチキンや、

 

味噌や納豆、小麦からパンやビスケット。

 

羊から刈り取った毛ではセーターも手作りしていたそうです。

 

売ることを目的とせず、両親からから受け継いだ作り方で手造りしていたハム・ベーコンが、

 

1985年、ホテルシェフの間で噂となり、

 

札幌グランドホテル料理長から「すぐにでも商品にしてほしい」と強く要請されたことが、

きっかけとなり、1986年に初めて世に出ることになったそうです。

 

安全で美味しい本物の味にこだわり、半世紀以上家族で楽しんできたものが商品となり、

 

売上を上げるようになります。

 

安全で美味しい本物の味にこだわり採算度外視で作り続けた商品です。

 

材料代も時間も手間もかけた商品は、

 

当時の北海道では、高すぎて受け入れられなかったようです。

 

ギフト催事と試食販売をきっかけに、

 

今では知る人ぞ知る隠れた逸品として、

 

テレビや雑誌、新聞に取り上げられるようになったそうです。

 

そして、当初、高すぎて受け入れられなかった商品が、

 

贈答やおもてなしなどに利用されるようになったのです。

 

消費者の立場からは、正直安いほうが手が出しやすいです。

 

ですが、消費者もバカではありません。

 

一番は、消費者の満足感をどれだけ満たせるか重要になると思います。

 

値段だけに比重を置いて、製造や材料などこだわりを曲げるより、付加価値をつけ

 

商品の価値を上げることで、消費者の満足度を高めることがあります。

 

本当に良いものをお得に購入できることが、消費者の満足度を高め

 

リピートにつながると株式会社エーデルワイスファームの創業者野崎氏は信じていたのでしょう。

 

だからこそ、高すぎて売れずとも「安全で美味しい本物の味」にこだわり続け、

 

今では高くても選ばれる商品となり、テレビや雑誌、新聞に取り上げられるのです。

 

「薪・炭火仕上げベーコン」のように商品価値を下げず、

 

消費者に認知される付加価値を付けたいと思った時、

 

食品のミシュランガイド」と言われるiTi(iTQi)での

 

受賞が役に立つと思います。

 

iTi(iTQi)とは、ベルギーのブリュッセルに本部を置く国際味覚審査機構によって開催され、

 

ソムリエやシェフが、食品や飲料水の味を審査し、受賞ランクを認定します。

 

「薪・炭火仕上げベーコン」のように、受賞ランクを上げるのは大変なことです。

 

2019年から2020年と連続受賞している商品は、日本で103個あります。

 

そのうち、95個が受賞ランクを維持しています。

 

「薪・炭火仕上げベーコン」のように、受賞ランクを上げた商品は、

 

他には2個だけでした。それは、改めて紹介したいと思います。

 

5個の商品は、受賞ランクを落としてしまいました。

 

受賞していない商品は公表されないので、

 

1つ星受賞から受賞外の商品もあるかもしれません。

 

大手飲料メーカーも今回、受賞ランクを落とした商品があります。

 

そのような iTi(iTQi)で、受賞することは、商品の付加価値を高めることになります。

 

審査は、厳格な審査方法に従い、無言の中、目隠し方式で行われます。

 

だからこそ、知名度やブランド力に左右されることなく、味だけで勝負できます。

 

あなたの商品価値を高める1つの方法として、

 

iTi(iTQi)を利用してみてはいかがでしょうか?

 

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日本初地理的表示登録成功させた弁理士ブランド化に向けて、

 

お手伝いします。

 

 

私たちには協力できることがあります。

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