2020年にiTi(iTQi)の肉・肉加工食品部門で優秀味覚賞を受賞した製品を一つご紹介します。

引用:㈱エーデルワイスファームHP
「株式会社エーデルワイスファーム」が販売する「薪・炭火仕上げベーコン」 がiTiの3つ星を受賞しました。
去年からの連続受賞になりますが、去年は2つ星の受賞でした。今年は3つ星の受賞と、受賞ランクを上げています。
「薪・炭火仕上げベーコン」ですが、元々は、家族で楽しむために色々手作りしていたものの一つです。
バターやチーズ、ハムやベーコン、ソーセージ、ローストチキンや、
味噌や納豆、小麦からパンやビスケット。
羊から刈り取った毛ではセーターも手作りしていたそうです。
売ることを目的とせず、両親からから受け継いだ作り方で手造りしていたハム・ベーコンが、
1985年、ホテルシェフの間で噂となり、
札幌グランドホテル料理長から「すぐにでも商品にしてほしい」と強く要請されたことが、
きっかけとなり、1986年に初めて世に出ることになったそうです。
安全で美味しい本物の味にこだわり、半世紀以上家族で楽しんできたものが商品となり、
売上を上げるようになります。
安全で美味しい本物の味にこだわり採算度外視で作り続けた商品です。
材料代も時間も手間もかけた商品は、
当時の北海道では、高すぎて受け入れられなかったようです。
ギフト催事と試食販売をきっかけに、
今では知る人ぞ知る隠れた逸品として、
テレビや雑誌、新聞に取り上げられるようになったそうです。
そして、当初、高すぎて受け入れられなかった商品が、
贈答やおもてなしなどに利用されるようになったのです。
消費者の立場からは、正直安いほうが手が出しやすいです。
ですが、消費者もバカではありません。
一番は、消費者の満足感をどれだけ満たせるかが重要になると思います。
値段だけに比重を置いて、製造や材料などこだわりを曲げるより、付加価値をつけ、
商品の価値を上げることで、消費者の満足度を高めることがあります。
本当に良いものをお得に購入できることが、消費者の満足度を高め、
リピートにつながると株式会社エーデルワイスファームの創業者野崎氏は信じていたのでしょう。
だからこそ、高すぎて売れずとも「安全で美味しい本物の味」にこだわり続け、
今では高くても選ばれる商品となり、テレビや雑誌、新聞に取り上げられるのです。
「薪・炭火仕上げベーコン」のように商品価値を下げず、
消費者に認知される付加価値を付けたいと思った時、
「食品のミシュランガイド」と言われるiTi(iTQi)での
受賞が役に立つと思います。
iTi(iTQi)とは、ベルギーのブリュッセルに本部を置く国際味覚審査機構によって開催され、
ソムリエやシェフが、食品や飲料水の味を審査し、受賞ランクを認定します。
「薪・炭火仕上げベーコン」のように、受賞ランクを上げるのは大変なことです。
2019年から2020年と連続受賞している商品は、日本で103個あります。
そのうち、95個が受賞ランクを維持しています。
「薪・炭火仕上げベーコン」のように、受賞ランクを上げた商品は、
他には2個だけでした。それは、改めて紹介したいと思います。
5個の商品は、受賞ランクを落としてしまいました。
受賞していない商品は公表されないので、
1つ星受賞から受賞外の商品もあるかもしれません。
大手飲料メーカーも今回、受賞ランクを落とした商品があります。
そのような iTi(iTQi)で、受賞することは、商品の付加価値を高めることになります。
審査は、厳格な審査方法に従い、無言の中、目隠し方式で行われます。
だからこそ、知名度やブランド力に左右されることなく、味だけで勝負できます。
あなたの商品価値を高める1つの方法として、
iTi(iTQi)を利用してみてはいかがでしょうか?
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