カテゴリー別アーカイブ: 2020年受賞製品

2020年優秀味覚賞受賞製品13

2020年からコロナの影響が世界各国に広がり、

iTi(iTQi)にはどのような影響があったのか、

2019年~2021年の受賞製品を比較してみましょう。

 

今回は甘いお菓子部門比較してみます。

クッキーやビスケット、ウエハースやチョコ製品が多く受賞しています。

 

2019年は、洋菓子の受賞が多い中、お饅頭や最中、羊羹等の和菓子も受賞していましたが、2020年、2021年と和菓子の受賞が減っています。

 

日本の受賞数は、2019年50製品ですが、2020年の受賞数は、12製品に減っています。約三分の一以下の受賞です。

そして、2021年は、5製品となり、2019年の10分の1の受賞数になりました。

日本に限らず、甘いお菓子部門全体では、2019年136製品、2020年86製品と約4割の減少となっています。

そして、2021年は、21製品の受賞になっています。全体でも、2019年と比較するとかなり減少しています。

 

受賞数は減っていますが、2019年から連続受賞を果たしている製品もあります。

そして、2021年新規で受賞している製品もあります。

新規受賞製品は、チョコレートと飴の3製品でした。

 

コロナ渦にも負けず、連続受賞している製品は、「株式会社マツザワ」の「りんご乙女」と

りんご乙女

引用:株式会社マツザワ

「株式会社あいの風(マツザワグループ)」「白えびチーズぱり」の2製品です。

 

「りんご乙女」は2011年にクリスタル賞を受賞し、

2015年にはダイヤモンド賞を受賞しています。

クリスタル賞やダイヤモンド賞は、

期間内に三ツ星を受賞した回数で授与されます。

 

・クリスタル賞 3年連続三ツ星受賞

・ダイヤモンド賞 10年間で7回三ツ星受賞

・アブソルート賞 25年間で20回三ツ星受賞

「りんご乙女」の受賞連続数は何年更新されていくのか楽しみです。

 

2021年は複数製品を受賞する企業が、甘いお菓子部門にはありませんでした。

2019年は1社で受賞する製品数が多く、最高9製品受賞した大手企業がありました。

他の部門では、数部門で合計10製品以上受賞している企業もあります。

 

企業の方針やブランディングによって、iti (iTQi)へのエントリーの仕方が変わります。

 

エントリーを迷われている方、まずは、目的を考えてみましょう。

 

例えば、製品開発や製品の評価を知るために、

iti (iTQi)にエントリーされる企業もあります。

iti (iTQi)では、受賞結果(官能評価結果)の他に、

オプションで官能評価結果報告書を依頼することが出来ます。

官能評価結果報告書は、製品についての評価コメントの他、

フード&ドリンクペアリング提案や審査員への質問もできます。

 

他に、製品の認知度を上げるために、

iti (iTQi)にエントリーされる企業もあります。

1度受賞すると、iti (iTQi)のロゴやラベル、商標等3年間使用できる

ライセンス権利が与えられます。

製品やホームページ、店舗等に利用し、iti (iTQi)のブランド力を利用し、

製品や企業の認知度を上げることができます。

 

他にも企業の目的に合ったやり方があります。

どんなやり方がいいのか、困った時にはご相談ください。

知財を守る弁理士が、皆さんの製品のブランド戦略のお手伝いをします。

 

私たちは協力できることがあります。

お気軽にお問い合わせください。

 

 

申請方法が分からない方は是非ご相談ください。

iTi申請代理サービスのHPはこちら

2020年優秀味覚賞受賞製品12

2020年にiTi(iTQi)のスナック類・チップス部門で優秀味覚賞を受賞した製品をご紹介します。

萌ゆ八つ葉

引用:株式会社中央軒煎餅

 

 

株式会社中央軒煎餅」が販売する萌ゆ八つ葉がiTiの2つ星を受賞しました。

2012年にiTi(iTQi)に初エントリーし、2つ星を受賞しています。

そして、2012年には、他3製品(3つ星が2製品、2つ星が1製品)も受賞しています。

3年間のiTi(iTQi)のブランドライセンス終了後、2015年からは毎年エントリーしています。

そして、6年連続受賞しています。

 

「萌ゆ八つ葉のように、連続受賞をする製品が増えてきました。

連続受賞するには毎年、連続でエントリーする必要があります。

 

それでは、毎年エントリーすると、どんなメリットがあるでしょうか?

・受賞経歴が増えます。

・受賞ランクが上がる可能性がある。

・品質の維持力が客観的に証明されます。

・iTi(iTQi)のブランド力をライセンスでき、製品の宣伝効果が増します。

・3つ星を3年連続受賞すると「クリスタル味覚賞」、10年連続受賞で「ダイヤモンド味覚賞」、

 25年連続受賞で「アブソルート味覚賞」が授与されます。

 

では、逆に毎年エントリーすると、どんなデメリットがあるでしょうか?

・毎年エントリー費用がかかる。

・受賞ランクが落ちる可能性がある。

・自社で手続きを行う場合、毎年手間がかかる。

などがあります。

 

企業によって、ブランド戦略は様々です。

 

株式会社本中央軒煎餅は、2012年1度のエントリー、受賞で、

iTi(iTQi)のブランドライセンスを3年間宣伝に使用することができました。

このように、3年に1度エントリー、受賞を繰り返す企業もあります。

 

そして、株式会社本中央軒煎餅は、2015年から2020年まで6年連続受賞しています。

このように、連続受賞年数を伸ばしていく企業もあります。

継続することで消費者に与える信用や安心感があります。

 

後、株式会社本中央軒煎餅は、2015年にはiTi(iTQi)の受賞だけではなく、

モンドセレクションの最高金賞を受賞しています。

このように、ダブル受賞、トリプル受賞を目指す企業もあります。

 

でも、基本は1つ、周知されることが大前提になります。

 

どんなに良い製品でも、消費者に認知されなければ、製品の良さは伝わりません。

製品が認知され、それを継続していくことで、

ブランド力増していきます。

 

そのために、有名人のように知名度のある人を宣伝に起用します。

名も知れていない新人より、

知名度の高い有名人のほうが宣伝費用も高くなりますが、宣伝効果が高いです。

 

地域のフリーペーパーよりも、

全国規模の雑誌、世界規模の雑誌に取り上げられるほうが、

消費者の認知高まります。

それと同じように、iTi(iTQi)の知名度を宣伝の相乗効果に使うため、

連続受賞する製品もあります。

 

やはり、消費者にとって、受賞歴はわかりやすく魅力的です。

そして、受賞歴が多いほど製品に対する安心感が増します。

 

日本の製品は、品質が良く、連続エントリーで、受賞ランクを下げることは滅多にありません。

受賞ランクを上げた製品は、いくつもあります。

まずは、お気軽にご相談ください。

知財のプロ、弁理士事務所の私たちがブランディングの協力をします。

 

 

2020年優秀味覚賞受賞製品11

2020年にiTi(iTQi)の魚介類部門で優秀味覚賞を受賞した製品をご紹介します。

 

 

味海苔

引用:ニコニコのり株式会社HP

ニコニコのり株式会社」が販売する「味のり極がiTiの3つ星を受賞しました。

他にも「焼きのり極」が2つ星を受賞しています。

 

ニコニコのり株式会社は大正10年に山徳商店として営業を開始し、

昭和2年から「ニコニコのり」ブランドで、味海苔を提供し続けてきました。

 

着実に会社を大きくし続けて、創業75周年の平成8年に、

全国加工海苔品評会の味付海苔部門で「極」が水産庁長官賞を受賞しました。

その後、平成14年には、九州工場 ISO9001認証登録。

平成21年には、「味極8袋」が「世界が認める輸出有望加工食品40選」に入選。

平成22年には、「味極6袋」「焼極10枚」がモンドセレクション金賞受賞。

同年、「有明産一番摘原料使用焼のり」が第19回全国加工海苔品評会 全海苔漁連連合会長賞受賞。

翌年の平成23年には、「味極シリーズ(6袋8袋4束・64枚卓上タイプ・卓上用)」と
「焼極シリーズ(5枚・10枚)」がiTQi優秀味覚賞受賞。

同年、「有明産塩のり3切30枚」がMart読者が選ぶ新製品グランプリ4位(加工食品部門)に入選。

平成26年には、全国加工海苔協同組合連合会主催による

第20回全国加工海苔品評会焼海苔の部にて大阪府知事賞を受賞。

平成27年には、九州工場 FSSC22000/ISO22000認証登録。

同年、おにぎらずブームで「瀬戸内海産おにぎらず塩のり10枚」が

日本食糧新聞社制定「平成27年度 優秀ヒット賞」を受賞。

平成28年、当社家庭用商品14アイテムを対象としてハラール認証を取得。

令和元年には、「焼極10枚」「味極6袋」がモンドセレクション10年連続受賞により

「クリスタル・プレステージ・トロフィー」を受賞。

 

これまで、数々の受賞や認証を受け、製品の安全性や認知度を高めてきました。

昭和2年から「ニコニコのり」というブランドで味海苔を提供し続け、

昭和61年に「ニコニコのり」のシンボルマークが開発されました。

今では、18種の商標を保持し、自社のブランドを守っています。

 

製品の認知度を高める方法は様々あります。

 

ニコニコのり株式会社は、商標でブランドを守り、

数々の品評会で受賞や認証を受けるための努力を惜しまず、

継続してきました。

 

”継続は力なり”

 

ニコニコのり歴史に触れると、継続の素晴らしさを改めて感じます。

 

今回、iTi(iTQi)の受賞も連続受賞です。

モンドセレクションも10年連続受賞を果たしていますが、

iTi(iTQi)の受賞記録も何年果たすのか楽しみです。

 

 

知財のプロ

日本初地理的表示登録成功させた弁理士ブランド化に向けて、

 

お手伝いします。

 

 

私たちには協力できることがあります。

お気軽にお問い合わせください。

2020年優秀味覚賞受賞製品10

年はコロナの影響が世界各国に広がりiTi(iTQi)には、

どのような影響があったのか2019年の受賞製品と比較してみましょう。

 

今回は魚介類部門を比較してみます。

魚介類部門は、生鮮魚介類の他、オイル漬けや缶詰、冷凍食品や海苔、魚介ソース等の調味料が受賞しています。

 

2019年、日本の受賞製品は12製品ですが、

2020年の受賞数は、8製品で、4製品の減少になります。

 

海外も合わせ全体の受賞数で比較すると、2019年の受賞数は72製品、

2020年の受賞数は70製品で、2製品減少しています。

 

約3%の減少ですので、全体の受賞数の変化は少なかったようです。

受賞製品の内容に、変化があるのか調べてみました。

 

去年は、生鮮魚介類が31製品と全体の約43%でしたが、

今年は、26製品で全体の約37%と減少しています。

 

2019年の日本の受賞製品は、オイル漬け佃煮

海苔ウナギのかば焼きカキフライ明太子です。

2020年の日本の受賞製品は、佃煮海苔ウナギのかば焼き明太子です。

 

2019年、2020年と連続受賞している製品は、3製品でした。

ニコニコのり株式会社の2製品と、勝木食品工業株式会社の1製品です。

 

そして、今年はコロナの影響もありながらも、

5製品新規で受賞しています。

冷凍食品や冷蔵食品等、温度管理が必要な食品の海外輸送は

費用を抑えずらく、余裕がない時はiTi(iTQi)へのエントリーが難しいものです。

ですが、常温可能な製品であれば輸送費用は高いものではありません。

 

日本は島国で海産物が美味しいです。

そして、長期保存する加工技術も素晴らしいです。

 

個人的には、海産物の珍味が海外で、

どのような評価を受けるのか気になります。

 

噛めば噛むほど味わい深い珍味を、

海外の方々にも知ってもらいたいと思っています。

 

フグのひれ酒も海外では、

どのような反応を示すのか興味があります。

 

自社製品に対し、どのような反応があるのか興味のある方は、

iTi(iTQi)へのエントリーを検討してみてはいかがでしょうか?

 

審査員は、権威あるシェフ・ソムリエ協会のメンバーで、

200人以上の最高のシェフとソムリエで構成され、

20カ国以上の多国籍集団です。

 

プロの味の専門家集団が、

5つの国際官能分析基準 (AFNOR XP V09A)基づく体系的なアプローチに従い、

第一印象外観香り食感 (食品) または後味 (飲料品)

官能品質について評価します。

 

官能分析グラフによって、評価を知ることができ、

今後の製品開発に役立ちます。

 

自社製品が海外でどのような評価を受けるのか興味のある方は、

1度iTi(iTQi)のエントリーをお考え下さい。

知財を守る弁理士が、お手伝いをします。

 

私たちは協力できることがあります。

お気軽にお問い合わせください。

 

 

申請方法が分からない方は是非ご相談ください。

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2020年優秀味覚賞受賞製品9

2020年にiTi(iTQi)の肉・肉加工食品部門で優秀味覚賞を受賞した製品を一つご紹介します。

 

ベーコン

引用:㈱エーデルワイスファームHP

 

株式会社エーデルワイスファーム」が販売する「薪・炭火仕上げベーコンがiTiの3つ星を受賞しました。

 

去年からの連続受賞になりますが、去年は2つ星の受賞でした。今年は3つ星の受賞と、受賞ランクを上げています。

 

「薪・炭火仕上げベーコン」ですが、元々は、家族で楽しむために色々手作りしていたものの一つです。

バターやチーズ、ハムやベーコン、ソーセージ、ローストチキンや、

 

味噌や納豆、小麦からパンやビスケット。

 

羊から刈り取った毛ではセーターも手作りしていたそうです。

 

売ることを目的とせず、両親からから受け継いだ作り方で手造りしていたハム・ベーコンが、

 

1985年、ホテルシェフの間で噂となり、

 

札幌グランドホテル料理長から「すぐにでも商品にしてほしい」と強く要請されたことが、

きっかけとなり、1986年に初めて世に出ることになったそうです。

 

安全で美味しい本物の味にこだわり、半世紀以上家族で楽しんできたものが商品となり、

 

売上を上げるようになります。

 

安全で美味しい本物の味にこだわり採算度外視で作り続けた商品です。

 

材料代も時間も手間もかけた商品は、

 

当時の北海道では、高すぎて受け入れられなかったようです。

 

ギフト催事と試食販売をきっかけに、

 

今では知る人ぞ知る隠れた逸品として、

 

テレビや雑誌、新聞に取り上げられるようになったそうです。

 

そして、当初、高すぎて受け入れられなかった商品が、

 

贈答やおもてなしなどに利用されるようになったのです。

 

消費者の立場からは、正直安いほうが手が出しやすいです。

 

ですが、消費者もバカではありません。

 

一番は、消費者の満足感をどれだけ満たせるか重要になると思います。

 

値段だけに比重を置いて、製造や材料などこだわりを曲げるより、付加価値をつけ

 

商品の価値を上げることで、消費者の満足度を高めることがあります。

 

本当に良いものをお得に購入できることが、消費者の満足度を高め

 

リピートにつながると株式会社エーデルワイスファームの創業者野崎氏は信じていたのでしょう。

 

だからこそ、高すぎて売れずとも「安全で美味しい本物の味」にこだわり続け、

 

今では高くても選ばれる商品となり、テレビや雑誌、新聞に取り上げられるのです。

 

「薪・炭火仕上げベーコン」のように商品価値を下げず、

 

消費者に認知される付加価値を付けたいと思った時、

 

食品のミシュランガイド」と言われるiTi(iTQi)での

 

受賞が役に立つと思います。

 

iTi(iTQi)とは、ベルギーのブリュッセルに本部を置く国際味覚審査機構によって開催され、

 

ソムリエやシェフが、食品や飲料水の味を審査し、受賞ランクを認定します。

 

「薪・炭火仕上げベーコン」のように、受賞ランクを上げるのは大変なことです。

 

2019年から2020年と連続受賞している商品は、日本で103個あります。

 

そのうち、95個が受賞ランクを維持しています。

 

「薪・炭火仕上げベーコン」のように、受賞ランクを上げた商品は、

 

他には2個だけでした。それは、改めて紹介したいと思います。

 

5個の商品は、受賞ランクを落としてしまいました。

 

受賞していない商品は公表されないので、

 

1つ星受賞から受賞外の商品もあるかもしれません。

 

大手飲料メーカーも今回、受賞ランクを落とした商品があります。

 

そのような iTi(iTQi)で、受賞することは、商品の付加価値を高めることになります。

 

審査は、厳格な審査方法に従い、無言の中、目隠し方式で行われます。

 

だからこそ、知名度やブランド力に左右されることなく、味だけで勝負できます。

 

あなたの商品価値を高める1つの方法として、

 

iTi(iTQi)を利用してみてはいかがでしょうか?

 

知財のプロ

日本初地理的表示登録成功させた弁理士ブランド化に向けて、

 

お手伝いします。

 

 

私たちには協力できることがあります。

お気軽にお問い合わせください。

2020年優秀味覚賞受賞製品8

2020年にiTi(iTQi)の肉・肉加工食品部門で優秀味覚賞を受賞した製品を一つご紹介します。

 

やまと豚

引用:株式会社フリーデンHP

株式会社フリーデン」が販売するやまと豚がiTiの3つ星を受賞しました。

 

2015年より6年連続3つ星受賞しています。

 

2020年は、「やまと豚」の他にも、「やまと豚骨付きハム」が3つ星受賞しています。

 

その他、お肉やベーコン等加工製品4つが、2つ星受賞しています。

 

 

株式会社フリーデンは、日本で初めて

 

多頭養豚システムを確立させた企業養豚パイオニアです。

 

1960年、曽我の家養豚株式会社を設立し、

 

施工から1年で1000頭規模に、

 

1965年には5000頭規模と成長しています。

 

ちなみに、1961年、国内の養豚農家戸数が102万9900戸で過去最高を記録し、

 

この年の豚飼養頭数は260万3590頭。

 

1戸当たりの飼養頭数はわずか2.5頭だそうです。

 

この時代に、1000頭から5000頭規模の養豚場は、

 

とてつもない偉業だったことでしょう。

 

創業人たちは、多頭繁殖事業の実現に向け、

 

養豚視察団を結成して渡米し、アメリカをモデルに、

 

1965年には清川種豚センターが設立。

 

日本で初めての多頭繁殖のチャレンジが始まりました。

 

アメリカで成功したシステムを、日本に適応させるために試行錯誤を繰り返し、

 

何とか多頭繁殖を軌道に乗せ、1969年に、日本で初めてデュロック種を輸入。

 

(1973年、アメリカで当時として世界最高値の3万ドル(当時のレートで1000万円以上)でデュロック種を競り落としました。)

 

WHDという三元交配による肉豚生産の試みを始め、日本の豚の肉質を大きく改善されたそうです。

 

そして、育種改良を繰り返し、2001年には、ブランド豚「日本の豚 やまと豚」を生み出しました。

 

ブランド肉の品質を維持するには、種付け、分娩、体調管理、衛生管理等、

 

消費者には見えない並々ならぬ日々の努力があってこそです。

 

豚は非常にデリケートな動物のため、

 

衛生状態が悪いとストレスにより病気にかかりやすく、

 

定期的な豚舎洗浄・ワクチン接種が必要になるそうです。

 

そして、交配によって肉質をコントロールし、やまと豚の品質を維持しています。

 

そうような日々の企業努力の元、「食品のミシュランガイド」と言われるiTi(iTQi)で、

 

株式会社フリーデンの「やまと豚」が、3つ星6年連続受賞しました。

 

iTi(iTQi)とは、ベルギーのブリュッセルに本部を置く国際味覚審査機構によって開催され、

ソムリエやシェフが、食品や飲料水の味を審査し、受賞ランクを認定します。

 

 

ホームページには、受賞のこと次のように記載してあります。

 

「2017年、「やまと豚」は、総合評定90.5、うち味覚評定は95.0という高得点で三ツ星を獲得。

 2015年から3年連続の受賞により、Crystal Taste Award (クリスタル味覚賞) が贈られました。

 これは、国産豚肉で初の快挙です。」

 

 

養豚場のみなさま

 

株式会社フリーデンのように、豚肉をブランド化し、世界に広めませんか?

 

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お手伝いします。

 

 

私たちには協力できることがあります。

お気軽にお問い合わせください。

2020年優秀味覚賞受賞製品7

今年はコロナの影響が世界各国に広がりiTi(iTQi)にはどのような影響があったのか2019年の受賞製品と比較してみましょう。

 

今回は肉・肉加工食品部門を比較してみます。

生肉よりも加工食品が多いようです。

ベーコンやハム、生ハムやソーセージ、サラミ等です。

 

2019年、日本の受賞製品は19製品ですが、

2020年の受賞数は、11製品に減っています。約40%の減少です。

 

全体の受賞数で比較すると、2019年の受賞数は105製品、

2020年の受賞数は89製品と16製品の減少、約15%減っています。

 

日本の約40%受賞数の減少に比べると、全体での影響は少なく感じますね。

単純にコロナだけの影響ではないと思います。ですが、コロナの影響があったのも事実だと思います。

 

肉加工食品といえば、どちらの国をイメージされますか?

 

受賞数の多い上位5位までは下記のようになります。

 

2019年 1位 20製品 アイルランド

    2位 19製品 日本

    3位 16製品 スペイン

    4位 11製品 ギリシャ

    5位 10製品 ベルギー

 

2020年 1位 20製品 アイルランド

    2位 18製品 スペイン

    3位 11製品 日本

    4位  9製品 ギリシャ

    5位  8製品 台湾

 

ハムやソーセージなど、ヨーロッパが本場のイメージがありましたが、日本や台湾などアジアの受賞が意外に多いことに気付きました。

 

受賞ランクも負けてはいません。

 

1位のアイルランドは去年と同じ受賞数です。

アイルランドの受賞20製品は、6製品が3つ星受賞、14製品が2つ星です。

 

2020年、日本の受賞ランクは、3つ星4製品、2つ星7製品です。

 

エントリー数が少ないと受賞数を上げることができません。

 

そして、受賞ランクを上げることもできません。

 

iTiへのエントリーを迷われている方、1度試してみる価値はあると思います。

 

日本の製品が、高ランク受賞する可能性はあります。

 

その際、何製品エントリーをするのかによってブランディング効果は変わってくると想います。

 

1社で何製品かエントリーする方が多いですが、1位のアイルランド20製品は1社です。

1社で20製品の受賞は、とても多いです。

 

日本では2020年、神奈川県にある株式会社フリーデンが6製品受賞しています。

 

2019年は、株式会社フリーデンは5製品の受賞、この他に滋賀県の大吉商店株式会社が5製品受賞しています。

 

他に、日本メープルリーフフーズ株式会社が2製品の受賞、後は1社1製品の受賞です。

 

1製品エントリーするメリットもありますし、数製品エントリーするメリットもあります。

企業の方針に合った、さまざまなやり方があります。

 

どんなやり方がいいのか、困った時にはご相談ください。

知財を守る弁理士が、皆さんの製品のブランド戦略のお手伝いをします。

 

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申請方法が分からない方は是非ご相談ください。

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2020年優秀味覚賞受賞製品6

2020年にiTi(iTQi)の乳製品部門で優秀味覚賞を受賞した製品を一つご紹介します。

 

青森県産黒にんにく

清水物産関東FP株式会社オンラインページ

清水物産関東FP株式会社」が販売する青森県産黒にんにくがiTiの3つ星を受賞しました。

 

黒にんにく」とは生にんにくを熟成させ、果肉が黒くなったにんにくになります。

1か月程度、一定の環境(高温、高湿)で熟成させるそうです。

 

 

にんにくは、好き嫌いの分かれる食材ですが、

臭いは苦手でも健康効果はほしいとサプリメントを摂取している方がいます。

 

「黒にんにく」を試されたことがありますか?

 

「黒にんにく」には「S-アリルシステイン」という機能性成分が多く含まれていて、

生にんにくに比べて約4倍のS-アリルシステインが含まれていると発表されています。

 

そして、元弘前大学医学部教授の佐々木甚一氏の研究結果により、

高い抗ガン作用が実証されたそうです。

 

新聞にも取り上げられ、抗ガン作用の研究の一文をご紹介します。

 

東北新聞2006年3月20日(月曜日)より

 

 佐々木教授は、マウス十匹の皮膚にがん細胞を移植。三週間にわたり、五匹に発酵黒ニンニクから抽出した成分を定期的に注射した。うち二匹が治り、三匹はがん細胞が20%ほどに減少。一方で注射しないマウスのがん細胞は二倍近くまで増えた。再実験でも、注射したマウス五匹のうち三匹が治った。

 佐々木教授によると、この ”治癒” は発酵黒ニンニクが生ニンニクに比べて硫黄化合物が三倍、ポリフェノールが五倍に増えたことなどによるという。

 

健康効果の期待が高まる研究結果ですね。

 

そして、「黒にんにく」は味でも注目を集めています。

 

協同組合青森県黒にんにく協会」では、黒にんにくの味を次のように紹介しています。

 

熟成して黒くなったにんにくは糖度が増え、まるでドライフルーツのような食感に生まれ変わります。

食べる瞬間は甘酸っぱい香りが広がり、ギョーザや焼肉を食べたあとのようなにんにく臭さはありません。

ですので、たくさんの人にご愛用いただける商品です。

 

味は生にんにくからは、想像できないくらい様変わりしているようです。

 

そのまま食べるも良しですが、料理に「黒にんにく」を利用する世界のシェフが増えているそうです。

 

世界黒にんにくサミットが、近年開かれているそうで、

第5回となる2020年は、十和田で開かれました。

 

どのようなサミットなのか興味が湧きます。

黒にんにく料理も試してみたくなります。

 

色々な可能性を秘めている黒にんにく

日本発祥の黒にんにくが世界に広がっていくのが楽しみになってきました。

 

協同組合青森県黒にんにく協会のみなさま、iTi(iTQi)味勝負をしてみませんか?

 

iTi(iTQi)とは、ベルギーのブリュッセルに本部を置く国際味覚審査機構によって開催され、

ソムリエやシェフが、食品や飲料水の味を審査し、受賞ランクを認定します。

「食品のミシュランガイド」とも言われています。

 

「食品のミシュランガイド」と言われるiTi(iTQi)で、

清水物産関東FP株式会社の「青森県産黒にんにく」が、

3つ星を受賞しました。

 

清水物産関東FP株式会社の「青森県産黒にんにく」に続き、

次に受賞する黒にんにく製品が楽しみです。

 

 

私たちには協力できることがあります。

お気軽にお問い合わせください。

 

 

申請方法が分からない方は是非ご相談ください。

iTi申請代理サービスのHPはこちら

 

2020年優秀味覚賞受賞製品5

今年はコロナの影響が世界各国に広がりiTi(iTQi)にはどのような影響があったのか2019年の受賞製品と比較してみましょう。

 

今回は果物・野菜部門を比較してみます。

果物・野菜部門は青果以外にドライフルーツや瓶詰フルーツ、飲み物も受賞しています。

 

2019年、日本の受賞製品は6製品ですが、

2020年は1製品の受賞になります。

 

果物・野菜部門は、日本に限らずエントリーが少ない部門になります。

 

2019年は各国合わせて26製品の受賞で、

22製品が青果でした。

2020年は各国合わせて24製品の受賞、

青果は13製品に減りました。

そして、青果以外の受賞が2019年は4製品から

2020年は、11製品に増えました。

 

受賞数自体は大きな変化はないですが、製品の内容が変わったようですね。

果物・野菜部門で青果の占める割合が、

2019年約85%から2020年は約55%と減少しました。

 

去年の日本の受賞製品は、

苺やパイナップル、シイタケが受賞していました。

今年の受賞は青森県産の黒にんにく1製品のみとなりました。

各国を見ても、去年はイチゴやトマトの青果が多いですが、

今年はドライフルーツや飲み物の受賞があります。

 

青果を海外に輸送するには、規制や鮮度、品質の維持等ハードルが高くなります。

なので、他部門に比べるとエントリー自体が少なく、受賞製品が少ないのだと考えられます。

 

日本の青果は

安心できる商品で、

美味しいものが多いので、

日本の青果が輸送のハードルを乗り越え、

エントリーをすれば受賞ランクは高いものになると思っています。

 

2020年の受賞国は、受賞数が多い国から

オランダ(5製品)、

スペイン(3製品)、カナダ(3製品)、中国(3製品)、

イギリス(2製品)、タイ(2製品)、

フランス、ギリシャ、ルーマニア、キプロス、台湾、

そして、日本が1製品となります。

 

2020年、各国全24製品中3つ星は、日本を含め6製品です。

2つ星は11製品、1つ星は7製品です。

2019年は、各国全26製品中3つ星は、5製品、2つ星は15製品、1つ星は6製品です。

 

2020年1つ星の7製品中6製品が、

青果以外のものになります。

 

青果は輸送のハードルが高いとお考えの方は、

美味しい青果をドライフルーツ、フリーズドライ、瓶詰、飲み物等に加工した商品で、

エントリーをお考えになってはいかがでしょうか?

加工技術も優れている日本です。

エントリーをした後のことを考えると、ワクワクしてきます。

受賞ランク平均を底上げするのでは?と期待が高まります。

青果に関わるみなさま、美味しい製品で3つ星を狙ってみませんか?

 

個人的にはリンゴのフリーズドライ製品がとても気になります。

 

私たちは協力できることがあります。

お気軽にお問い合わせください。

 

 

申請方法が分からない方は是非ご相談ください。

iTi申請代理サービスのHPはこちら

2020年優秀味覚賞受賞製品4

2020年にiTi(iTQi)の乳製品部門で優秀味覚賞を受賞した製品を一つご紹介します。

PurNatur発酵バター

引用:株式会社カネカHP

株式会社カネカ」が輸入する「Pur Natur 発酵バター(食塩不使用)がiTiの2つ星を初受賞しました。

 

「Pur Natur 発酵バター(食塩不使用)」は、ベルギー南部アルデンヌ地方の伝統製法を継承した、2人の職人(アルチザン)のみが作ることを許されたバターだそうです。

 

ホームページで下記のように「Pur Natur 発酵バター(食塩不使用)」を紹介しています。

 

Point1

Pur Natur発酵バターは、

伝統的技術を受け継いだ2人の若き職人によってその品質は保たれています。

2人ともいない日はバター作りを行わないなど、

厳格なルールを定めています。

 

Point2

ヨーロッパで高級バターの生産に使われている伝統的な「チャーン製法」。

時間のかかる製法のため、効率はよくありませんが、味に妥協はありません。

ベネルクス(ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ3か国の総称)では、

Pur Natur社のみが採用しています。
ビューリンゲン村(ベルギー南部)の豊かな自然によって育まれた湧き水と、

職人の高い技術によって作られたバターはベルギーで愛されています。

 

Point3

Pur Natur社は、長年のパートナーである有機酪農家が

こだわりぬいて飼育した牛から摂れる有機生乳を使用して

バターを製造しています。
そのこだわりは、
・再生可能な資源を使用していること
・認められた肥料等を使用していること
・遺伝子組み換えをしていないこと
・動物福祉に配慮していること
など多岐にわたっています。
結果、Pur Natur発酵バターは、

厳格な基準で知られるEU(欧州連合)オーガニック認証も取得しています。

 

「Pur Natur 発酵バター(食塩不使用)」はベルギーから輸入しています。

Pur Natur製品はベルギー人にとって身近な製品であり、有名なブランドだそうです。

ホームページでは駐日ベルギー大使からのコメントも掲載されています。

Pur Naturのロゴは国際登録された商標になり、世界的にも認知されています。

 

株式会社カネカの乳製品事業にかける想いが、

日本国内だけにとどまらず世界に羽ばたいています。

 

ベルギーからのPur Natur製品の輸入もそうですが、

スペインの乳酸菌会社であるAB-Biotics SAの一部株式(34.8%)を取得し、

また、ABB社製品の北米(米国、カナダ)および日本での独占的製造販売に関するライセンス契約を結んでいます。

そして、Pur Natur社が持つヨーロッパの伝統的製法(チャーン製法)で、

北海道の酪農家から調達した良質な生乳で作る本格的な発酵バターも販売しています。

 

今回、iTi(iTQi)の優秀味覚賞を受賞したのはベルギーから輸入した製品です。

今後、ヨーロッパの伝統的製法(チャーン製法)と、日本の良質な原料で作られた製品の受賞もあるかもしれません。株式会社カネカの成長が楽しみですね。

 

 

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